WEB制作会社から足を洗った理由

日記

4月いっぱいで会社を辞めました。

次の職場は、小売りの事業会社でECのディレクターをします。

なので、約20年いたWEB制作業界からは完全に足を洗うことになりました。

思えばCPU・メモリ・ハードディスクもわからず、Adobe も知らず、tr と td の区別もつかなかった若造が、約20年もの間、この業界で飯を食っていけたのだなと、我ながら感慨深くなります。
ストレスで毎日のように会社のベランダで奇声をあげならがも、なんとかやっていけた。自分で自分を褒めてあげたい。

今回は、 なぜWEB制作会社から足を洗って事業社に転職をしようと思ったかを、お話ししたいと思います。

なぜ転職をしようと思ったか

転職の理由は、他人のWEBサイトを作る事に飽きたから

実はもう10年くらい前から疲弊していて、ただただしんどかった。
Flashで色々作ってた頃までは楽しかったけど、プログラム(AS3)についていけなくなって、ディレクターを主戦場にせざるを得なかった。そうなるとクライアントとの折衝や社内の上司とか、人の間に入ることが多くなって神経をすり減らしていった。
特に広告代理店からの指示は絶対なので、納得いかなくても兎に角やるってことが多く、自分の制作物に愛着がどんどん持てなくなっていった。そして鬱病になった。

そこから復活するまでに(寛解)5年くらいかかったんだけど、その間はほぼスキルの上澄みはなく、キャリアを棒に振っていた。

で、4年くらい前に寛解して、サイトの運用のディレクターになったんだけど、これが楽しかった
もちろんクライアントはいるし更新・修正指示が来るんだけど、自分で直接提案してやり取りをしてサイトを構築して運用するというのが、ほんとに楽しかった。

これまでは、提案してもクライアントに出る前に上司に却下されたり代理店とかからダメだしされたり、でも実際作るのは上司が提案したものでもなくてクライアントの希望をそのままやることになったり。そうなると、もう考えるのも提案するのもしんどいだけなので、やらなくなってロボットみたいに言われたことをこなすようになっていた。

でも、その運用をするようになって、「提案していいんだ」「自分の意見を言っていいんだ」と思えるようになって、そこからの仕事は本当に楽しかった。

そんな感じで3年くらい仕事をしていたんだけど、そうすると欲も出てきて、もっと深くかかわりたくなってきた。「実際どのくらいの効果があったのか」「どれくらいの売り上げがあったのか」「他の方法があったのではないか」「SNSで人を集められないか」とかとか。

でも、受託の制作会社でやっている運用なのでそこまでは把握できないし教えてくれるものでもないし聞くのも失礼だし。
じゃあ、もう事業者の中に入ろう!
そう思って転職活動を始めました。

運用するならマーケティングの知識が無いと

とはいっても、40オーバーのオジサンに世間は甘くありません。

書類審査で落ちる落ちる・・・。9割は書類審査で落ちてきたと思います。

このままじゃいかん!と思い、マーケティングの知識を付けるためにウェブ解析士の資格を取ってみたり積極的にセミナーを受けたりしました。点が線になる。そんな感覚を少しづつ味わえた。

そして自分の中でマーケティングの認識が変わりました。

そんな小難しいことじゃなくて、「売れる仕組み・状況を作る」。それだけのことだ。
そんなことはこれまでのWEBサイト制作でもやってきていた。
「どうやったら、ユーザーが使いやすいデザインになるか」
「より早く、より快適にサイトを見せたい」
「このボタンをもっと押されるようにしたい」

すべては「売れるため・売るため」にやっていたことで、これまでもマーケティングはしていたのだ。かなり心が軽くなって自信がついた。俺、大丈夫だぞ。。。

とはいえ書類審査で落ちまくる現実、、、だから応募を絞った

とはいえ、書類審査は相変わらず落ちる。
分かってはいるんです。40オーバーの具体的なマーケティングの経験が無いオジさんを積極採用などするわけはない。そらそうだ。

とはいえ、落ち込む。

なので、応募する会社をだいぶ絞ってみた。

これまでは、運用をメインとする会社であれば、とりあえず応募をしていた。
事業社ではない、マーケティングの会社や超大手のIT企業も応募していたのを、事業者のみにして、さらに少しでも興味がわくものにだけ応募した。

そしたら、今の会社がたまたま見つかり応募。あれよあれよと話は進み採用となった。

決まってみるとあっけないものだ。

あるあるだが、肩の力を抜いたとたんサクッと決まった。

これからの話

まだ働き始めて1か月もたっていないのだが、まぁそれなりに楽しく、ほどほどの余裕をもって働けている。精神的にも健康だ。

いま一番楽しみなのは、やったことがリアルに反映されることだ。

受託の場合、「●●円でお願いします」といった感じで金額が決まっていて、その中で仕事をする。つまり、どんなにクライアント・ユーザーの事を考えて身をすり減らしても金額は変わらない。

事業社の場合、やったことが「いくらの価値になるか」わからない。
「0円」かもしれないし「100億円」になるかもしれない。その感じがワクワクするし、やりがいを非常に感じる。やらされている感が全く無いし、成果がでなければ自分の責任だ。わかりやすくて、今の自分には向いていると思う。

決してWEB制作会社を否定しているのではない。
WEBサイト制作・運用のスキルを付ける手っ取り早い方法は、制作会社に入ることだと思う。ただ、そこ以外にも方法があるよ!ということは知っておいたほうが、未来の選択肢は確実に広い。

これまで、8社を渡り歩いてきた。いくら何でも転職多すぎだと思う。(半分くらいは、意図せずの転職ではあるが。。。)

転職はリスクだ。でもちゃんと目的と失敗の覚悟をもって動けば大きな後悔を持つことはないと思う。月並みですが、人生もトライ&エラーですから。

ではでは。

タイトルとURLをコピーしました